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Posted by Staff - 2024/11/29(Fri)04:58

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MagicNumber|Comment

day 5th

Posted by Staff - 2008/02/11(Mon)13:46

2月6日
ラグランのキャンプ・サイトにステイして2日目。この日はラグランからギズボンへの大移動が待っていた。ラグランの波を楽しんでから、440kmのドライブが待っている。強烈のオフショアが収まり、波はいい感じで割れている。AlexとJoshが、まず60年代のヴィンテージ・ボードを持って岩場からエントリーして行った。セットに乗れば、湾の奥に行くかと思うようなロングライド。陽子さんもいい波を捉え、気持ち良さそうにグライドして行く。シンさんも昨日と同じように、グングンと波を乗りこなしている。約2時間ほどのセッション。波を思い切り楽しんだみんなは、ギズボンのキャンプサイトを目指し、それぞれにスタートを切って行った。
ラグランからハミルトンを目指し、ロトルアからオポティキへ。途中、レイク・ロトマという大きな湖の脇を通る、自然がたっぷりと楽しめるドライブ。山道が続くドライブは、正直、大きなキャンピングカーにとってはタフな道だったけれど、ある意味、いつもの生活とは違うリフレッシュのドライブでもあった。陽子さんの車は途中、オポテキで昼食を摂り、そこからギズボンへの最後の行程を行く。約1時間半の休憩を取り、ラグランからギズボンまで約8時間半のドライブ。この日はオーシャン・ビーチというモーテルで宿泊。そして旅は後半へと続いて行く。







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day 4th

Posted by Staff - 2008/02/11(Mon)13:42

2月5日
朝から猛烈なオフショアが吹いていた。それでも6時半には海に向かうのは太郎さん。彼は朝のセッションを終えると、みんなと別れ日本への帰路につく。サーフィンを始めて2年。とにかく海に入りたい気持ちが伝わってくる。太郎さん同様に、早朝から海に入ったのがAlexだ。コンディションは厳しかったけれど、波をひたすら待ち、ゲットして行く。1時間半くらいして太郎さんは海から上がり、ボードを丁寧に梱包して行く、その姿がちょっと寂しそうだった。2日前にリーシュコードが食い込んだ板も、マイクさんのリペアを受けて戻ってきた。最後のその板をケースに入れ、みんなに別れを告げる太郎さん。飛行機の旅がいいものでありますように……。
この日はラグランに向かうことになっていた。9時過ぎにピハのキャンプ場を離れ、みんなでラグランを目指した。世界のラグランと言われるほど、ポイントブレイクのグーフィーの美しい波が立つ場所。Alex、Joshを大喜びしていた。
約2時間弱のドライブの後、ラグランに到着。凄まじいオフショアが吹きつけ、波からは大きなスプレーが上がっている。その様子を見て、待ってられないとばかりにウエットに着替える抱井さん。彼は昔、2ヶ月もこの場所に住んでいた。ラグランは本当に愛しい場所なんのだろう。
「こんな風の強い日、この場所の初心者は、ボート着き場からエントリーした方がいいよ。足場は滑りやすく、岩の貝で足を切らないようにね」と、レクチャーしてくれた。そして、
「最初の一時間はまず血圧を下げないとね。なかなか上がってこないと思うから、帰る時は声をかけてね」と言い残し、ニーパドルで出て行く。
グーフィーフッターで重いボードを駆る抱井さん。しかも知りつくしたラグランの波。最初はミドル・ポジションからグライドしていたけれど、いつしか一番アウトで波待ちし、400mほどのロングライドを楽しんでいる。抱井さん同様に、グーフィーの波を楽しんでいたのが、AlexやJoshと一緒にカリフォルニアからやって来ていたシンさん。フィッシュで飛ぶように滑って行く。緑さんとAlexも強烈な風の中、アグレッシブなサーフィンを見せてくれた。陽子さんも女性ながらロングボードでエントリー。
「風が強烈だったけど、入ってみればやっぱり楽しかったですよ」と、笑顔で戻ってきた。オレンジ色に染まった空が、徐々に濃いネイビーに変わって行く。気がつけば、時間は9時を過ぎていた。







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day 3rd.

Posted by Staff - 2008/02/06(Wed)20:09

2月4日
3日目となるこの日は、朝9時前からピハの隣のピハ北のビーチに向かった。いつものようにみんなの先頭を切って、ボードを抱えて歩いて行くのは太郎さん。Alex、Joshの後に続き、陽子さんがエントリーして行く。昨日よりもサイズが落ち、オンショア。緑さんはずっと波を見続けていた。水も満ち波は厚く、ロングライドは難しい状態だった。そんな中で最も楽しんでいたのが太郎さんだった。いくつも波を捉え、滑り降りて行く。いつものように、一番最後に、太郎さんは笑顔で戻ってきた。
みんなが海にいる間、抱井さんはピハ・サーフのマイクさんの元を訪れていた。ピハではレジェントと言われる彼は、今でも板をシェイプし続けている。ピハのサーフ・シーンを見続けていた彼を慕い、多くの人々がピハ・サーフを訪れている。
朝のセッションを終え、いったんキャンプ場に戻り、ボクらは再びマリオ・ベイに向かった。しかし、サイズは下がり、強いオンショアが吹いている。みんなが波を見ている間に、太郎さんはさっそく準備を整え、小走りにビーチへ降りて行く。サーフィンをしたいと言う気持ちが、身体全体にあふれ出ているようだ。
マリオ・ビーチには、潮が引いている時にビーチから海に抜けられる洞窟があり、その中でAlex、Joshは壁面に名前を刻み込んでいる。彼らに話を聞いてみた。
「Alexは、サーフィンがうまくて、どんな板もうまく乗りこなす。いつも明るくていいヤツなんだよ。前にみんなでメキシコにトリップに出かけた時、ボクのクルマが何度も止まってしまっても、嫌な顔一つしないで、つき合ってくれたよ」とJosh。Alexも、
「Joshはとてもユニークなヤツだよ。サーフィンのスタイルもとても独特で、スタイリッシュなヤツなんだ」と話す。
この後、Alexはサーフ・マットで出て行ったけれど、風の勢いが強すぎて、すぐに戻ってきた。
この日は早めに海を切り上げ、ヘンダーソンの町で買い物。キャンプ場でバーベキューを楽しんだ。緑さんは、わざわざ持ってきていた、長雲と言う奄美の焼酎の一升瓶を持ち出してきた。
「生えてる草とか奄美とニュージーランドは似ている気がするね」と言うと、驚いたことにニュージーランドはマオリの言葉で“アオテアロア(Aotealoa)”といい、長い雲と言う意味らしい。不思議な偶然。そんな話で盛り上がりながら、気づいたら既に深夜1時を回っていた。空は星だらけ。みんなで南十字星を探した。







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day 2nd.

Posted by Staff - 2008/02/06(Wed)16:13

2月3日
長旅の後のサーフィンと言う、タフな一日の翌日。それでもみんなは7時前に集合し、2日目の準備を整えて行った。今日はアメリカからアーティストでありサーファーでもあるAlex KoppsとJosh Lazcanoが合流する。その前に4人は、再びピハに入った。昨日よりはサイズは小さくなっているものの、コンディション的には弱冠いい感じ。到着してすぐに太郎さんが海へ向かい、しっかりとポイントを見てから陽子さんも海を目指す。日曜日と言うこともあり、海には多くのサーファーが入っている。そんな場所から少し離れた岩場の近くにいたのが緑さんだ。ひとりでレギュラーの波を狙っている。抱井さんもクラシカルなロングボードで、ゆったりのグライドしている。
そこにアメリカからついたばかりのAlexとJoshがやって来た。彼らはいかにも待っていたとばかりに、到着してすぐに海へと向かう。軽く1ラウンドのつもりが、4時間くらい海にいて、思い思いに楽しんでいた。
その後、ヘンダーソンと言う町に立ち寄り、ショッピングセンターで食事。その後、マリオ・ベイというポイントで夕方のセッションを楽しむもくろみだ。マリオ・ベイは海の向きはピハとほぼ同じ。サイズは少し落ちるものの、いいうねりが入ってくる。
新しいポイントは新しい期待を与えてくれる。みんなは笑顔でボードを抱え、ビーチに向かった。オークランド周辺でもうまい連中が集まると言うマリオ・ベイ。かもめが多く集まり巣作りをしている環境のいい場所でのサーフィン。混雑を避け、右寄りの岩場でレギュラーの波を狙う緑さんと太郎さん。陽子さんはセンターで、レギュラーの波に乗っている。抱井さんは右側の岩場脇のカレントを抜けアウトに出る。そして自分の波が来るまでひたすら待ち続け、波を追い、緩やかにカービングして行く。Joshは長く重いシングルフィンのロングボードで、果敢にアウトを目指し、ぐしゃぐしゃな波をテイクオフする。スープの向こうに、重めのクワッドフィッシュの板を駆る、Alexの流れるようなライディングが見られた。
西の空がピンク色に染まる午後8時半。すべてのボードを車に積み、ピハのキャンプ場に戻った。そしてテイクアウトしてきた、ピザを頬張り、ビールで喉の奥に押し流す。ちょっとばかりタフなコンディションでのセッション。みんながキャンピングカーに戻ったのは、ミッドナイトを少し過ぎた頃だった。







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day 1st.

Posted by Staff - 2008/02/04(Mon)13:31

2月2日
朝、10時前にニュージーランドのオークランド空港に到着。冬の日本から約10時間を経て、たどり着いた真夏のニュージーランド。すべての手続きを終え、空港のロビーに出ると、ちょっと身体にまとわりつくような湿った空気が、夏の季節を感じさせる。
そしてボクたちはマウイと言うレンタカー屋さんで、キャンピングカーを借りた。抱井保徳さん、古市陽子さん、緑義人さんと、3人のサーファーは長いフライトの後でも、疲れを感じさせない。迎えてくれたニュージーランドの高い空とさまざまな表情を見せる雲が、濃い自然といい波を想像させてくれるからなのか……。そしてボクらは、4台のキャンピングカーを連ねて、ピハというポイントを目指した。ピハ・サーフと言う宿泊施設のある場所に泊まり、今日一日を楽しむ。
ピハに向かう峠の途中、ピハのポイントが見下ろせるビュー・ポイントから臨むピハは、ちゃんとうねりが入っているようだった。高まる期待。
空港から約1時間半ののんびりとしたドライブ。ピハ・サーフに着くと、先にニュージーランドに入っていた山本太郎さんと合流。腹を満たし、さっそく全員でビーチへ向かった。ピハはビーチブレイク。風は入っているものの、しっかりとセットが入り、何人かのサーファーが既に楽しんでいる。ビーチに到着し、抱井さんの古い友人、宮田さんと、偶然出逢うと言ううれしいハプニングもあった。
ニュージーランドの今の日没は、何と21時前。朝、6時過ぎには日が昇るの。素晴らしく長い日照時間。後は波を楽しむだけだ。4人のサーファーは、入念に準備をし、続々と海にエントリーして行った。なかなかレギュラーの波はなかったけれど、美しいカービングを描く緑さんのスタイル、太郎さんもパワフルに波をゲットする。スープが多い中でも、長い板でゆったりと波に乗る陽子さん。抱井さんはビーチをぐるりと見て回ってからの、エントリー。入った後にはビーチまで乗りきってしまう、ロングライドを楽しんでいた。
そして空をピンク色に染める美しい夕焼け。楽しみきったみんな。まずは1日目が終わって行った。
素晴らしい旅の始まり。いい予感を感じさせる初日の夜の訪れだった。







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