2月9日
アート・セッションの翌日から、いい波を求めてみんなは積極的に行動した。ギズボーンはニュージーランドでもサーファーズ・パラダイスと呼ばれるほど、多くのポイントが点在する場所。Alex、JoshのUSチームは朝7時前にはキャンプ場を出て、ギズボーンから約90kmの距離にある、トコマル・ベイを目指して出発した。その後、30分ほどで抱井さん、緑さん、陽子さんも出発。重いキャンピングカーのことを考え、別々に出発し、現地集合。トコマル・ベイでいろんなポイントを探し、日本チームはUSチームとは違う場所で入ることになった。
まず海に入って行ったのが抱井さん。オンショア・コンディションの中、ひとり、独自のポイントで波を待つ。緑さんと陽子さんもそれに続いた。リーフと言うか、岩場のポイント。美しいラインを描きながら乗っているのが緑さん。抱井さんも陽子さんも自分の波を楽しんでいるようだ。
この日はギズボーンの町にあるアイサイトの撮影があるために、午後2時には海を出て町に戻る。アイサイトはニュージーランドの町にある、観光案内所。細かく丁寧な対応をしてくれる。
アイサイトでの撮影を終えた一行は、再びトコマル・ベイを目指す。夜は9時前くらいまで日がある、ニュージーランドだからできること。そして思い切りサーフィンを楽しむ。この日の2回目のセッションでは、すべてのサーファーが揃い、思い思いに波乗りを楽しんだ。明日にはギズボーンを出て、パパモア・ビーチを目指す。旅の最終地点、オークランドが、また近くなる。どっぷりと日が暮れた中、美しい光を放つギズボーンの時計台。旅も終盤を迎えようとしている。
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